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“非常識”なのは誰なのか? 〜広島市、旧市民球場跡地利用具体化調査費を再提案

報道や広島市のホームページによると
旧市民球場跡地に関して広島市の秋葉市長は15日に記者会見を行い、
9月議会で具体化にむけた調査費を再提案することを表明した。
また年内の解体はむずかしいとして来年3月末まで解体を見送ることも発表した。
この調査費(1930万円)は、2月議会で市議会から「市民の声を十分に聞いていない」と削除されたもの。
また来年3月までの管理運営費は764万円。
調査費が市議会で同意を得られるかどうかについて
秋葉市長は
「常識ではわからないようなことをおっしゃるみなさん(議員)の理屈はわからないので、結果がどうなるかはわからない」と述べた。 
 
 
この記者会見で秋葉市長は
「この問題は時間をかけて検討してきた。
市民の声を聞こうとする調査費なのになぜ削られるのかわからない」と従来からの考えを繰り返してのべ、議会への不満を隠しませんでしたが、
「非常識」なのはいったいどちらなんでしょうか?
 
以前からALL FOR HIROSHIMA(以下、AFH)が指摘していますが、
広島市の計画は多くの時間と費用をかけながら
決まっているのは折り鶴展示施設と広場の整備のみ。
未だに“球場跡地の具体的なプラン”を描いているとは言えません。また現時点で判明しているだけでも約30億円、
最終的には100億円前後とも言われる建設費とその後のランニングコストという莫大な負担を市民に強いるものです。
また「市民の声を聞くためのもの」とする調査費は
その多くを周辺の商店街などに説明するためのイメージ図の制作費用に充てるようですが、
その“商店街”とは、商工会議所にすべてを一任してしまった一部の人たちのことなのでしょうか。
いつから「商工会議所」や「一部の商店街」が
周辺地域の、そして市民の代表者になったのでしょうか?
 
「朝市」や「フリーマーケット」、「移動式のサーカス」、「ラジオ体操」などで
本当に150万人の集客が見込めるのでしょうか?
菓子博のようなビッグイベントは毎年あるわけではありません。

先日青年会議所が
「市民球場跡地にサッカー専用スタジアムや高校野球ができるスタジアムを」と提案するなど
広島の財界にもいろいろな意見があることが改めてわかりました。
 
広島の未来にとって球場跡地にどんなものが本当にふさわしいのか…
常識でわからないことをおっしゃるのはいったい誰なのか…
 
秋葉市長と広島市は
一部の市民と物ごとを進めるのではなく、多くの市民の声をもっと聞くべきではないでしょうか。
  
広島市議会には本当の良識を持ってこの問題に対処することを強く希望します。
またマスコミにはこれまでの経緯をきちんと検証し、
広島市の矛盾をきちんと突き、
広島の将来のことを見据えた取材を強く望みます

掲載日 : 2009年9月15日