ALL FOR HIROSHIMA > ブログ

かみあわぬ議論…

ALL FOR Hiroshima事務局です
「All FOR Hiroshima」(以下AFH)の活動に
いつもご理解ご協力いただきましてありがとうございます。
 
ここ10日ほど、地元の新聞が面白いですね。
投書欄にある男性からの投書が掲載されました。
広島市から返答があったのですが、
結局“結論ありき”で話が進んでいることや、
“想定問答”通りの返答なので、全くかみ合っていませんね。
 
  
 
 
2009年5月18日 中国新聞 “広場”
『折り鶴施設の再考を』 郷土史家 74歳男性
 
 旧広島市民球場の跡地利用の一環として、折り鶴展示施設を造る計画があるようだ。もともと折り鶴は、原爆で被爆して死に直面した少女が生への祈りを込めて折った。死後、平和公園の一画に御霊を慰めるために祭られ、修学旅行生らが祈りとして折り鶴をささげるようになった。 
 このような経緯からすると、球場跡地に折り鶴展示施設を造り、にぎわいを誘導するなどということは折り鶴の少女をはじめ、原爆犠牲者への冒涜もはなはだしい。球場跡地への建設に再考を促したい。 
 むしろ、旧日銀広島支店の建物を、折り鶴の館にかいぞうしてはどうだろうか。原爆の被害にも耐えてきたかかわりの深い建物でもあり、すでに何十万羽の折り鶴が保管されている。現在、十分に利用されているとは思えない場所を生かすためにも考慮の余地があろう。
 球場跡地を公園緑地にとの計画もあるようだが、それには県立体育館北側の中央公園を整備しての活用することも考えられるのではないか。
 ここには広島人の平和の原点ともいうべき軍縮推進の首相加藤友三郎の銅像や、原爆作家大田洋子の石碑もあり、平和発信には、またとない場所と思われるのだが。
 
 
 
それに対する答え
2009年5月22日 中国新聞“広場”
『平和を思う場目指す』 「折り鶴施設の再考を」にお答え
広島市都市活性化局都心再開発部旧市民球場跡地担当課長
杉山 朗
 
 十八日付広場欄に掲載された旧広島市民球場の跡地利用について
「折り鶴展示施設を作り、にぎわいを誘導するなどということは折り鶴の少女をはじめ、原爆犠牲者への冒涜もはなはだしい」との意見は、誤解があると思われますので、市の取り組み状況を説明します。
 球場跡地については、一月に「跡地利用計画」を作成しました。
 跡地の中央部に多くの人が利用できる広場を設け、さまざまなイベントの実施などによって、
年間を通じたにぎわいの創出を図ることとしています。
 計画に盛り込んだ折り鶴ホールは、平和のシンボルである折り鶴を展示するとともに、音楽などのアートを中心としたイベントが出来る施設です。
 選考委員会で高い芸術性を有すると評価され、平和への思いや未来の希望を多くの人に実感してもらう施設です。
 旧市民球場は平和記念公園などとともに、戦災復興のシンボルとして整備された中央公園内にあります。
 中央公園は、市の個性と魅力ある都市空間の形成に大きな役割を果たしてきており、球場跡地については引き続き、都市公園として利用することとしています。  
 
 
さて
そもそも筋が通っているのはどちらでしょうか?
広島のこれまでの流れを汲んでいるのはどちらでしょうか?
男性の意見には、
広島市がその論を二転三転させた「中央公園との“回遊性”」に関してもすばらしい提言がなされています。
 
市民の声を無視した形の計画は、
いずれ大きなしっぺ返しを食らうでしょう。

掲載日 : 2009年5月25日